2007年03月18日

デンソー機密盗難事件

自動車部品メーカー「デンソー」の機密データを記録したパソコンが、中国人エンジニア楊魯川容疑者により外部に持ち出された事件があった。

車好きの人なら知らない人はいないだろう「デンソー」は、日本の自動車産業だけでなく、様々な分野でも最先端の技術を抱えている。
自動車産業で、世界に追いつき追い越せと奮闘している中国にとっては、喉から手が出るほど欲しい機密情報ばかりだっただろう。

怖いのは、この様な機密情報が自動車産業だけでなく軍事産業にも転用されやすいと言う事だ。先日もヤマハ発動機が産業用無人ヘリコプターを中国に販売しようとしていたが、これも軍事用に利用される可能性は大いにあった。

「デンソー」の場合はヤマハと異なり情報管理の甘さが原因だったが、産業スパイに対する日本企業の意識は呆れるほど甘いものがある。

楊魯川容疑者の経歴を見てみると、何年もの年月を掛けて会社に入り込んでいる。
日本人同様の発想で彼等を見ていると、騙されるだけでしかない。

県警は横領容疑で操作しているようだが、一番重い「業務上横領罪」であっても10年以下の懲役で済む。
彼は、まあ5〜6年ほど大人しく刑に服していて出所し、国外強制退去で中国に帰り、中国政府から膨大な報奨金を貰って悠々自適の生活をする事になるだろう。

以前もこのブログで書いたが、日本は情報戦争に悲惨なほど弱い。実際の戦争(第2次世界大戦)でも然り、その後の諸外国との駆け引きでも常に負け続けている。
今回話題になっている米国下院議会での「従軍慰安婦問題」でも、完全な情報戦争に敗北した結果である。

国がこの体だから、民間になるとなおさらだろう。
特に諸外国に狙われるような技術を持っている会社は、心しておかなくてはならない。


ただ、相手は国を挙げて取り組んでいる。
以前からも産業スパイ事件が多々おきているが、それに対しては、民間会社では対応できない場面の方が多いだろう。
「個々の会社の対応が甘いからだ。」という人もいるようだが、あまりにも認識が甘すぎる。

そこで新たな提案である。

日本にも『情報省』を作り、国家機密だけでなく民間機密の保護や、情報の収拾、さらにはロビー活動を含めての対外的情報操作もおこなうようにすべきであろう。
なんせ現在の情報収集体制はあまりにもお粗末すぎる。

情報は国家の進路を左右する事は確かだ。
光熱水費に何百万も使われるのには怒りを感じるが、コチラの方に税金を使ってくれても、誰も文句は言わない。

この事件は、単に氷山の一角である事を再認識し、検討して頂けたら幸いと思う。
posted by 諷太郎 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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