2006年10月28日

中国の報復

使用が禁止されている重金属が検出されたと言うことで輸入禁止になっていた日本の化粧品「SK−U」に対して、中国当局が「健康への害はない」と発表したとの記事が出た(読売新聞)。

日本国内ではあまり大きな問題になっていなかったので、ご存じない方も多かろうと、簡単に解説させてもらう。

事の起こりは、日本が5月から実施していた輸入食料品に対しての残留農薬の基準を強化したことに始まる。
特に中国からの輸入品は、信じられないモノにまで多量の農薬が撒かれており、日本政府もようやくおっとり刀で基準の強化をしたのだ。

あにはからんや、中国からの農産物の2割ほどがその基準に引っかったので輸入禁止となり、中国農業は大きなダメージを受けた。

そこで怒った中国は、まずは日本からの輸入食料の中に基準以上の「ヒ素」が検出されただの何だのと、対抗措置を出してきた。
「SK−U」もその一環として、血祭りに上げられたのだ。

クロムやネオジムなどと言った重金属が検出されたと言うことで、販売禁止にしたのだ。
当然、政府の御用機関である中国マスコミも、こぞって「SK−U」に対しての徹底的な批判報道を行い、P&G社も対応に追われていた。

クロムやネオジムは自然界にも微量に存在し、どの様な場所からも検出される。
さらに仏ブランドのクリスチャン・ディオール、ランコム、米ブランドのエスティ・ローダー、クリニークと言う世界4大化粧品会社の化粧品からは、「SK−U」以上の重金属が検出されたにもかかわらず、「SK−U」だけが非難の対象になったのは、図らずも「日本の残留農薬規制強化に対する対抗措置」と言う事を明確にしたことであろう。

中国マスコミの扇動もあって、中国国内ではまたもや、P&G中国法人の上海支社の入り口のガラス製のドアが破壊されたといった暴動があったという。

しかし…化粧品の販売停止だけで、暴動が起こるような国なのか!!

で、先日安倍総理が中国を訪問した後の動きは、見事な豹変ぶりだ。
中国マスコミは一切この問題を取り上げず、当局が「安全宣言」を出した。


さてここには問題が2つ。

まずは日本政府の、国民に対する安全意識の低さだ
ようやく農薬の規制を強化したとは言え、今まで日本人は農薬漬けの食料を食べていたことになる。

賢い中国人は、農薬だらけの安い農作物を日本に輸出し大金を儲け、その金で日本から安全な食料を輸入して食べている。
馬鹿な日本人は、安いからと言って、農薬だらけの食料を食べ体内に残留農薬を溜め込んでいる。
あと数十年もすれば、大半の日本人は癌に冒され苦しむことになるだろう。

…と言った馬鹿な事にならないように、政府はしっかりと対策を立てなくてはならない。


次の問題は企業の目先利益を求めることに対する、危機感の無さだ。

「SK−U」で分かったように、日本側がいくら真っ当な商売をしようと思っていても、相手はどんなことにでも難癖つけてくる。
なんせ中国は法治国家ではなく人知国家だ。
昨日OKだったことでも、今日は犯罪扱いされることも多々ある。(ロシアもそうだけどね)

その様なリスクを考えるだけでなく、食料品のような日本国民に対するリスクをも考えて行動するだけの、強い倫理観を企業は持つべきだ。

未だに中国神話にすがりついている企業も少なくないが、日本の企業である限り、日本国民に対しての責任をしっかり持って欲しいと思うばかりである。

さて安倍総理に代わって、なんとか穏やかな出航が出来たが、これからいつ大嵐が来るか分からないことだけは頭に叩き込んで、しっかりと対策だけは練って置いて欲しいモノだ。
posted by 諷太郎 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国・中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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