2008年11月01日

田母神空幕長更迭と歴史問題

今回は3つの点について考えてみたい。

1つ目は、タイトルにも書いたように『田母神空幕長更迭』の件だ。
田母神空幕長は、自身の信念から彼の論文を発表した。
残念ながらその全文を読んでいないので、報道からの抜粋から推察すると、彼の言い分については何ら不当性はない。

それに対してのメディアの記事で『日本の侵略を正当化した』などと書かれている文があったが、『正当化』ではおかしいだろ。
『正当な事を言った』だろ。


細かな事を言うようだが、『正当化』は誤魔化しの意図も含まれる。
田母神空幕長は『正しい事を言っただけ』であって、なんら誤魔化す意識はなかった様に見える。

日本は文民国家である以上、軍隊は総理大臣の下、『日本人の生命と財産を守る』為行動しなくてはならない。
田母神空幕長がそうでない行動を取ろうとするなら大いなる問題だが、そうでないなら何ら問題の対象にならない。
だから今回の更迭も、『間違った村上談話』を誤魔化すが為の行為としてしか感じられない。

まあ残念な事は、論文寄稿が内規に反すると言うことだ。
いくら文官が卓上で考えたとは言え、内規違反で処分されるのは致し方ない部分ではある。
更迭された田母神空幕長が、今後どのような道を選ばれるかは知らないが、ご自身の信念をしっかり広めていって欲しいと思っている。


2つ目としては、『国連の自由権規約委員会が死刑制度廃止を検討するよう日本に勧告』してきた事だ。

幸いにして日本政府はこの勧告を無視するようだが、死刑制度については当ブログにも書いてきたように、手前味噌な他国の価値観だけでどうこう言われるものではない。
なんせこの委員会は、『従軍慰安婦』などと言った得体の知れない事象に対しても「十分な謝罪と適切な補償措置を早急に講じるよう」求める委員会だ。マイケル・ホンダのように、委員会に所属している委員に対するロビー活動だけでしか物事を判断出来ない連中に、何ら勧告されるものではない。


3つ目は『沖縄集団自決判決』についてだ。

これまた、微妙な判断だが事実については「強制」「命令」は定かでないが「関与」はあったと考えるのが妥当であろう。
軍の命令系統としては、上層部からの「自決命令」は出されていない。
ただ、それぞれの部隊から、住民に対して「命令」がなかったとも言い切れない。

しかし、それを持って「軍の命令により集団自決を迫られた」と記するのは、安直であろう。
これは大江健三郎の偏見以外の何ものでもない。

たとえ判決が、出版本の差し止めと損害賠償を認めなかったにせよ、独断と偏見に満ちた悪意のある部分については、今後も声を上げ続けるべきであろう。


日本敗戦後、63年になる。
敗戦直後のアメリカの政策によって、日本社会の持つ正当性まで否定され続けてきたが、そろそろ日本人の手により、真っ当な歴史の確認作業が行われても良いだろう(既に始まってはいるが)。

国によって、その歴史観が違っても当たり前だ。
少なくとも、国民感情や為政者の都合で史実を曲げることは許されないが、その歴史に対する解釈の相違があるのは当然だし、また国同士もその相違部分を認めなくてはならないと思っている。

お人好しの日本人は、他国の目線ばかり気にしているが、自国の目線で物事を考えてみる事も必要だろう。
posted by 諷太郎 at 14:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 事件・ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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田母神空幕長 更迭
Excerpt:   「日本が侵略国家だったというのは濡れ衣」と発言した田母神航空幕僚長が更迭され
Weblog: カメリア・シネンシスのココロ
Tracked: 2008-11-01 21:23
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